注文住宅の価格を下げる方法!スーモカウンター行く前に見て!

注文住宅を建てようと思った際、あまり不動産業界の知識がない人ほど、ハウスメーカーの中から家づくりを依頼する会社を決めようとします。

家作りに至る一般的な流れを考えればそれは当然です。多くお施主さんは住宅展示場に足を運んだり、スーモカウンターで「注文住宅とは?」のようなWEBセミナーを受けて、その後に実際にスーモカウンターに足を運ぶからです。

しかし、これでは注文住宅を手掛ける会社情報のごく一部しか得られません。

そもそも住宅展示場には大手ハウスメーカーしかベースを構えていないですし、かたやスーモカウンターでも、「あなたにピッタリの建築会社を紹介しますね!」なんて言っておきながら、蓋を開けてみれば大手~中堅の限られたハウスメーカーしか紹介されないという事実があります。

住宅展示場は資本力のあるハウスメーカーしかできないのでなんとなく分かると思いますが、スーモカウンターも、結局スーモカウンター(リクルートが運営)と提携しているハウスメーカーの中から、おすすめ建築会社を紹介されるというカラクリに過ぎないからです。

不動産業界では、「スーモカウンターに登録しているけど、全然案件をふって貰えないからもうイイや…」というハウスメーカーも存在し、結局は“紹介したら成約してくれるハウスメーカー”にばかり紹介が集まっている裏事情もあります。

つまり何を言いたいのかというと、注文住宅を建てるお施主さんは建築費用を抑えたいという思いはあると思いますが、限られたハウスメーカーの中からピックアップして紹介された会社の話だけを聞いていたのでは、たいして建築費を抑えられないということです。

そこでこの記事では、これから注文住宅を建てようと思っているお施主さんが、住宅の品質を下げないままで、値段だけを下げるための方法をご紹介します。

特に後半でご紹介する外構工事や解体工事を分離発注する方法などは、一部の知識のある方が実践しているとはいえ、まだまだ一般的にはなじみの薄い方法ですから、これだけで大幅にコストダウンすることができます。

家は一生で一番高い買い物です。あとで後悔しないように、焦ることなく情報収集をじっくりと行いましょう!

目次

家を建てる値段はハウスメーカーでピンキリ!

正直、家の建築にお金をかけようと思ったら、もう際限なくかかることでしょう。フローリングの材質、キッチンのメーカー、浴室のメーカー、カーテンの種類などなど…すべてを最高クラスの品質のものにしていくとあっという間に予算オーバーになるでしょう。ですから、それぞれで妥協点を探っていくことになります。

まず真っ先に決めなければいけないのは建築を依頼する会社でしょう。住宅展示場で見かけて「素敵だな!」と思ったハウスメーカーに決める方も多いですし、スーモカウンターなどの一括資料請求サイトの中から紹介して貰ったハウスメーカーに依頼する方も多いです。

ですが、このほとんどはお金に余裕がある方がする行為と言えます。

まず、住宅展示場で見かけるような、積水ハウス、旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)、三井ホーム、ダイワハウス、住友林業、一条工務店、ミサワホームなどは最高値クラスだからです。

これらのハウスメーカーは建売住宅だけではなくもちろん注文住宅に対応していますが、なんとなく「良さそうだな~」と思って軽い気持ちで見積もりをとってみたお施主さんが、その高い坪単価を知って諦める方が続出するクラスのハウスメーカーとも言えます(笑)

そこで、注文住宅をこれから建てようと思って情報収集を始めたお施主さんは、これらのアッパー層のハウスメーカーの坪単価をまずざっと把握する必要があります。

ハウスメーカーの新築の坪単価を把握しよう!

上記で挙げたような「名前を聞いたことある!」というブランド力のある大手ハウスメーカーに依頼すると、おおよそ坪単価は50~100万円です。

つまり、30坪の土地に家を建てようと思ったら、1,500万円~3,000万円はかかるということです。

これはあくまでも家本体を建てるための費用ですから、それ以外のフェンス、外構工事(エクステリア)などを含めると、総建築費はおおよそ3,000万円近くになってくるのが通常でしょう。

坪単価の安いハウスメーカーはどうなの?

「アッパー層の大手ハウスメーカーではとても建築できない…」というお施主さんは、坪単価が比較的安いハウスメーカーもあります。

例えば、飯田グループ、アイダ設計、アイフルホーム、桧家住宅、アキュラホームなどです。

これらのハウスメーカーに建築を依頼すれば坪単価は30万円~60万円程度に抑えることができます。ローコスト住宅なんて呼び方で言われたりもしています。

「なんで安いの?」「耐震とは大丈夫?」と心配になるお施主さんもいるかもしれませんが、もちろん安い事に理由はあります。

まず坪単価の安いハウスメーカーに共通して言えることなのですが、基本的に注文住宅が主戦場ではなく、建売を主戦場にしているハウスメーカーが多いです。ですから、注文住宅を建築しようと思っているお施主さんにとってみれば、少々融通が利かないことが多いと言えるでしょう。

そして、坪単価の低いハウスメーカーでは、やはり「安かろう、悪かろう」の世界であることは否定できませんから、坪単価の高いハウスメーカーに比べると断熱性・耐火性・耐久性・耐震性・遮音性などの面で劣る可能性があります。

ローコスト住宅を実現するために、ハウスメーカーは一括大量仕入れなどをして工夫をしているのですが、逆に言うと、キッチンにしろ、浴室にしろ、トイレにしろ、一定グレードの既製品の中からしか選ぶ事ができないというデメリットが挙げられるでしょう。

一概に断定はできませんが、坪単価の低いハウスメーカーは設備のグレードが低い可能性があるということです。

「ある程度普通に生活できて綺麗なら、別にお風呂やキッチンなんて何だって良いよ!」というお施主さんにとってみれば、家の備品や材質のグレードの低さはまったく気にならないでしょうから、坪単価の安さは大きなメリットに映るでしょう。

ちなみに、新築を建てる多くの方が気になる耐震に関してですが、これは日本の法律が私達を守ってくれますから、そこまで大きな心配をする必要はないでしょう。ちゃんとしたハウスメーカーであれば法律に則って最低限の耐震設計の住宅を作ってくれます。

(※地震や災害を心配するのなら、気にするべきは家の耐震設計よりも土地選びの方です。それに関しては別記事を用意していますので、そちらをご覧ください↓)

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品質を落とさず建築費の坪単価が安くするには工務店がおすすめ!

「坪単価は安く抑えたい…」「でも家のグレードは落としたくない…」そんな贅沢なお施主さんにこそおすすめしたいのが、工務店という選択です。

工務店というと、一般的には安く家を作ってくれるというイメージがあると思いますが、お施主さんの中には「でも品質とか大丈夫なのかな…」と心配する方もいると思います。

もちろん工務店もハウスメーカーと一緒でピンキリではありますが、工務店の中には素晴らしい家作りを誇りを持って行っている企業がたくさん存在します。

坪単価も低めですから、優良工務店への依頼でお施主さんの予算内で理想の家作りが叶う可能性が高いと言えます。

ではなぜ、地元の工務店が坪単価を抑えられるかというと、中間手数料がいらないからです。

実は、ハウスメーカーがお施主さんから家作りの注文を受けると、それを下請けの工務店に丸投げすることもあります。ハウスメーカーは下請けに流す際の手数料で儲けていたりするわけです。

工務店にとってみれば、案件を貰えるので営業手数料や広告費だと思えば安いものなので、業界的にもこの構図が成り立っているのですが…、お施主さんから工務店にダイレクトに発注をかければ、ハウスメーカーに流れる中間手数料ぶんが不要になるので、結果的に安くて良い家作りができるということなのです!

ですから、家に使用する素材や備品なども、すべてハウスメーカーに依頼する場合と遜色なくハイグレードな物を使用できます。

工務店は雲の数ほどあり、住宅展示場に出店していなければ、スーモカウンターなどとも提携していないので、良い会社を選ぶのが難しいというのが唯一の難点でしょう。

そういう場合は、工務店で既に家を作った方に紹介して貰うというのも確実な手法の一つでしょうし、あとは下記のタウンライフで優良な工務店を紹介して貰うという方法もあります。

タウンライフは希望の間取りプランを無料で描いて貰えるというメリットもあるので、坪単価を抑えて注文住宅を建てたいというお施主さんにはおすすめです。

家を建てる値段を抑える分離発注という新たな選択肢!

工務店に依頼すると様々なメリットがあることは把握して貰えたかと思いますが、もう1つ、注文住宅を建てる際の総コストを抑えられる方法があります。

それが、外構工事の分離発注です!

外構工事というのは、例えば庭を作ったり、駐車場を作ったり、フェンスや門柱を作ったりする工事のことを言います。

通常、注文住宅をどこかのハウスメーカーに依頼した場合、外構工事も含めた見積もりを貰い、一括で発注すると思います。

しかし、この外構工事には不動産業界ならではの悪しき風習が根強く残っています。

ハウスメーカーは、外構工事を自社で行うことなく、それを外構工事会社に丸投げします。これは、ほぼすべてのハウスメーカーで当たり前のように行われていることです。実際に現場で作業をするのは、お施主さんがまったく名前を知らないような会社の人達なのです(笑)

そして酷いことに、ハウスメーカーから依頼を受けた外構工事会社は、さらにその案件をさらに下請けの外構工事会社に丸投げしたりするのです。

つまり、「ハウスメーカー」→「一次請け外構工事会社」→「二次請け外構工事会社」という構図が、当たり前のように行われているのが不動産業界なのです。この際、いずれの丸投げ箇所でも中間手数料だけは取られているので、発注をしたお施主さんが一番損をしているという構図になっています。

この余計なコストを削減するためにこそ、一部の方が行っているのが外構工事専門会社への分離発注です。

つまり、お施主さんから直接依頼をするということです。

こうする事によって、大幅にコストカットをして、グレードの高い外構を作ることができるようになります。

最近は少しずつ分離発注をするお施主さんも増えてきているので、ハウスメーカーの担当者に「外構は別会社でやります」と言えば意図を汲んでくれるでしょう。

庭や外構をどれだけの内容を考えているかによりますが、外構工事の分離発注だけでも実に数百万円単位のコストカットをする事も可能ですので、ぜひお試しください。

また、土地を購入して新築を建てる方で、古家付きの土地を購入した方は古家の解体工事も必要になります。

ただこれも、ハウスメーカーの下請け会社を指定してしまうと中間手数料が乗せられて割高になってしまう可能性があるので、解体工事も下記のような分離発注して一括見積サイトで安く壊せる近くの解体業者を探すのがベターでしょう。

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